おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。
本多静六(1866-1952)さんは、東大教授にして大富豪の方です。
今も昔も成功するために必要とされていることに違いがないことがよくわかります。
著者は、その方法を実践し続けた結果、社会的にも経済的にも成功したわけです。
とても読みやすく、本当に参考になります。
いつも言いますが、あとはやるかやらないかだけです。
おすすめです!
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「私は以上のような体験から、どんな仕事でも努力を続けさえすれば、はじめは多少苦しくても、ついには道楽になる、そしてその道楽の面白さは努力の量に比例し、努力の大なるものほど愉快の大なることを自覚した。その結果、なんでも人の嫌がる仕事、人の困難とする仕事をやるようになった。・・・このように私は今日までの生活は職務だか道楽だかわからない。」(51~52頁)
著者は、「人生の最大幸福はその職業の道楽化にある」(42頁)と言います。
そして、「職業を道楽化する方法はただ一つ努力(べんきょう)にある。」(43頁)と。
仕事を道楽と考えるのには程遠い状況ですが、著者が言わんとしていることはよくわかります。
どんな仕事でも一定の年数、努力を続けなければ本当の意味での仕事の価値、おもしろさはわかりません。
最初は大変ですよね。その仕事に慣れないわけですから当然のことです。
でも、努力を続けることにより、次第に仕事がわかってきますから、大変な中にもおもしろさを感じることができるのです。
怠らず、努力を続けることこそが、仕事を楽しくする方法なのだと思います。