おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。
博報堂ブランドデザインの本です。
帯には、「人から、企業から、チカラを奪うコトバたち。」と書かれています。
興味をそそられますね。
44のチカラを奪うコトバが厳選されています。
チカラを奪うとはどういう意味なのか、是非、本を読んでみて下さい。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「商品やサービスに『他との明確なちがい』があることはたしかに大切だが、より重要なのは、そのちがいの『目的』である。いったい、なんのための差別化なのか。そこをきちんと意識しなければ、たとえスペックの世界での競争から抜け出せたとしても、まだ別のところで堂々めぐりをつづけることになりかねない。注目すべきは、そのちがいが『社会や顧客にとってどういう意味があるのか』だ。」(67頁)
「・・・そこを見落としたままちがいを出そうとすれば、結局、『差別化のための差別化』の堂々めぐりにまた陥ってしまうからである。」(69頁)
よくわかります。
差別化することに没頭してしまうと、「差別化のための差別化」に陥りがちですよね。
差別化することが目的になってしまっていて、もはや何のための差別化か訳がわからなくなっているパターンです。
差別化することはあくまでも手段であり、目的は顧客に選んでもらうことです。
顧客が選ぶ上で意味をなさない差別化は何の意味もありません。
常に目的を意識しつつ、手段として差別化を図るということを忘れないことですね。