おはようございます。
1964年に第1刷発行の本です。
50年前の本ですが、今読んでも全く気になりません。
やはりいつ時代でも通用する基本的な考え方があるのです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「ゼネラル・エレクトリック社の副社長ハリー・エルリッヒャーは、世界でも有数な大購買者の立場にある一人だが、この人が、『最近、ある購買部門の会合で、セールスマンが売込みに失敗する最大の原因はどこにあるか、ということを調べるために、投票による世論調査をしたことがあります。ところが、この投票の結果は、三分の一までがセールスマンがおしゃべりをし過ぎるためだということになっていました。これは大いに注意をしなければならないことです』といっていた。」(101~102頁)
何度かこのブログでも同じようなことが書かれている書籍を紹介してきました。
要するに、「しゃべり過ぎは失敗のもと」ということです。
肝に銘じなければいけません。
これは、セールスマンに限ったことではなく、あらゆるサービス業に共通する点です。
ボールを持ちすぎないことです。
ボールが自分のところに来たら、不必要にボールをキープせず、パスをすることです。
顧客は、セールスマンの得意げなリフティングなんて見たいとは思っていないのです。
顧客は、みな自分でボールを触っていたいのですから。