おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。
著者は、1866(慶応2)年、埼玉県生まれの学者の方です。
独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築き、定年退官後、全財産を匿名で寄付したそうです。
そんな著者が、自身の健康法や勉強法、蓄財法等、生活流儀を紹介してくれています。
とてもおもしろいですよ。 おすすめです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「毎朝目が覚めれば、まずきょうも生きておったなと感謝するのである。忙しければ忙しいほど、自分がよけいに働けることを感謝するのである。そうしてまた、もしちょっとした病気にでもなれば、天が休息の機会を与えてくれたものと解釈して、しずかに天意に従うのである。これが、私の暮らし方・考え方の根本義なのである。底抜けの楽天とわらうなかれ。世の中のこと、それかといって、底抜けの悲観ばかりでも始まらないではないか。」(157~158頁)
これを「プラス思考」、「ポジティブシンキング」とまとめてしまうのは簡単なことですが、これを人生をかけて常に心がけることこそが幸せに生きる秘訣なのだと思います。
どんな状況、状態でも愚痴を言わず、感謝できる。
今の状況は、きっと何かを学ぶために設定されているのだと思う。
こんな考え方の習慣が、成功へ近づけてくれるのだと信じています。