おはようございます。
著者は、セールス記録12年連続世界NO.1とギネスブックに認定されている方です。
帯にも書かれているとおり、何の奇策も書かれていません。
著者が成功した理由は「規律と反復」だと述べているとおり、やるべきことをやり続け、やるべきでないことをやらないということだけです。
秀逸な内容です。当然のことながら、営業マンだけでなく、全てのビジネスマンが何回も読むに値する本です。
本棚ではなく、常にかばんの中に入れておくべき本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「すべては規律と反復だ。それ以外に勝利への近道はない。別の方法があると思うなら、失敗は目に見えている。残念ながら、誰もが勝者になれるわけではない。多くの人がほどほどで満足してしまう。困難なことにチャレンジせず、平凡な人生で充分だと思ってしまう。そういう人がおおぜいいることは、あなたも私もよく知っている。」(26頁)
「私のしていることは業界の誰もが見ていた。私は何ひとつ秘密にしていなかった。すべてオープンにしていた。誰もが私のやり方を真似ることができた。しかし残念なことに、私のように時間と労力をかけようとする者はあまりいなかった。『今日少しを犠牲にして、将来それ以上のものを取り返そう』という気がなかったのだ。」(474頁)
そうなのです。
成功する秘訣、うまくいくやり方それ自体は知ることができる世の中です。
それでもなお、それを徹底的に真似する人はほとんどいません。
正確には、短期的には真似できても、それをずっと続けることまではできないのです。
禁煙を宣言して、3日間はなんとかたばこを我慢しても、1年間それを続けられる人はそれほど多くありません。
心では成功したいと願っていても、体が言うことを聞かないのです。
これまでの習慣から抜け出し、新しい習慣を身につけるのは、慣れていない人にとっては、それほどまでに大変なのです。
悪い習慣を切り、新しい習慣を取り入れるという習慣を身につけている人は、物事を成功させるコツを知っている人ですね。