おはようございます。
著者は、無印良品を展開する良品計画会長です。
静岡県出身なんですね。
成果を上げる人と組織に共通する考え方について書かれています。
とてもわかりやすく、参考になる本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「どんなに業績がよくなっても、どんなにまわりにちやほやされても、臆病でいられるかどうか。ここでその人、その組織の成長が決まります。『もう大丈夫だ、うまくいった』と有頂天になる人は、自尊心ばかりが磨かれていき、成長が止まってしまいます。逆に、『今この業績がいつまで続くかわからない、次の手を考えておかなければ』と思う人こそが、成長しつづけられるのです。」(158頁)
著者は、成長するには「臆病であること」「謙虚であること」が大切であると説きます。
このことが「危機感を持つ」ということにつながるのだと。
特にうまくいっているときこそ、注意をしなければなりません。
ずっとこの調子が続くわけではないとどこかで冷めた感覚が必要なのだと思います。
そうでなければ次の一手を打つことができないからです。
気が休まる時がない、と言いますが、経営者は、気を休めている時間などないのです。
どんなときでも、会社の今後を考え、次の一手を考えるのです。