おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう!
いわゆる「レジリエンス」に関する本です。
この本を読んでも、不安がなくなるわけではありません(笑)
そう簡単にはいきませんよ。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「日本人は、みんなもそうですけど、ハードワークが結構得意なんです。勉強をいっぱいする、長時間勉強することも得意ですし、実験室でも夜遅くまで研究するのが得意な学生さんたちいっぱいいます。大人になっても一生懸命働く、土曜も日曜も働く、そういう大人もいっぱいいます。日本人はハードワークは問題ない場合が多いんですが、しかし、油断するとビジョンを失っている。日本人の場合、僕もそうなんですが、目的がぼやけてしまって、よく考えたら何のために働いているかわからないことに陥ることがあります。」(95~96頁)
これは、iPS細胞の山中教授の講演の一節です。
山中教授は、「人生で成功するためには『Vision』と『Work hard』が必要だ」と言っています。
どちらが欠けてもいけないのでしょうね。
まさに両輪です。
「何のために働くのか」「5年後、10年後、どうなりたいのか」という質問に対する回答がぼやけていると、継続的なハードワークに耐えられなくなってきます。
だんだん最初のころの勢い、意気込みが失われてくるのです。
そう簡単には挫折しない、いや、挫折などという選択肢がないような、強い目標があってこそ、途方もない努力を続けることができるのではないでしょうか。