おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。
著者は、人事・組織コンサルタントの方です。
「何をやってもうまくいかない」という人と「やることなすことすべてがうまくいく」人の違いはどこにあるのかを調査し、「好循環の起点」とは何なのかについて説明しています。
帯に「彼らにとって、仕事はゲームだ。」と書かれているとおり、ハイパフォーマーの多くは、仕事を一種のゲームのように捉え、攻略法を考え、実践しているのです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「発明家がアイデアをあきらめそうになる時は、数えきれないほどやってくる。15台目の試作機ができた時には、3人目の子供が生まれていた。2627台目の試作機ができたころ、妻と私はまさしくカツカツの生活だった。3727台目の試作機ができたころ、妻は生活費の足しにするため美術教室を開いていた。つらい時期だったが、ひとつひとつの失敗によって、問題の解決に近づくことができた・・・誰もが、最初から成功するわけではない。失敗を罰するより、そこから学ぼう。私は常に失敗している。私はそれ以外の道を知らないのだ」(121頁)
これは、サイクロン式掃除機のダイソン社創業者のジェームズ・ダイソンさんのことばです。
成功するために必要なのは、もしかすると「あきらめの悪さ」なのかもしれません。
周りが、「もうやめたら」と言っても、ひとり成功を信じて、やり続ける。
心が折れそうになったときには、このダイソンのサイクロン式掃除機が完成するまでの道のりを思い浮かべることにしましょう。
これに比べたら、10回、20回、失敗しても、そんなものはあきらめる理由にはなりません。