おはようございます。
著者は、元博報堂製作部長の方です。
少し前の本ですが、本棚から引っ張り出してきて、もう一度読んでみました。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「今のモノ余り社会は、個人の好き嫌いが100%通る社会でもあります。高品質だけでは価値はない。人間の生き方、暮らし方の提案を含めて、付加価値が必要です。・・・まさにブランドです。点の解決ではムリです。企業の理念、商品、価格、店舗、サービス、生産環境、販売体制、コミュニケーション、トップの志、社員の行動、接客、広告などなど、企業全体の仕組みで考えていかなければいけません。」(79頁)
まさにその通りだと思います。
ブランドとは総合力です。
あらゆる要素が絡み合い、全体として1つのブランドを作り上げています。
ブランドが顧客に与える印象から逸脱した要素が1つでも存在すると、顧客は不安を感じます。
あらゆる要素に対して、自社のブランドが矛盾なく行き届いているか、常に気を配る必要があります。