おはようございます。
著者は、グッドデザインカンパニーの代表の方です。
最近では「くまモン」が代表作のようです。
タイトルにあるとおり、「センスがいいね」というときの「センス」はどこからくるのか、ということについて書かれています。
ちなみに本書で定義づけている「センスのよさ」とは「数値化できない事象のよし悪しを判断し最適化する能力」を指しています。
うまいこと言いますね。さすが、センスがいいです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「斬新なものを生み出した場合、たとえ成功するとしても、それには相当な時間がかかることを理解し、長期的な視野を持つことが必要です。『私はセンスがいいから、ひらめきが降りて来てたちまち大ヒット』という、魔法のような話はどこにもないのです。
人は急激には変化を遂げないという例を挙げれば、枚挙にいとまがありません。わかりやすいところでいうと、携帯電話をスマートフォンに変えるだけでも数年を要しており、いまだ携帯電話を使っている人もたくさんいます。」(50頁)
大きな変化が浸透するには時間がかかるということを認識するだけで、かなり違うのではないでしょうか。
結果を出すには、忍耐・我慢が必要です。
半年やそこらで結果が出ないからといって、やめてしまうのではいけないのです。