本の紹介426 情熱経営(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
情熱経営

著者は、湘南美容外科クリニックの代表の方です。

現在、国内42クリニック、海外1クリニックを展開しているそうです。

「伝説のクリニックをつくる」という目標を掲げており、その目標に突き進んでいるのがよくわかります。

また、経営に対する覚悟が読み取れます。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『ここまで達成したからもういいや』という気持ちは、気をゆるませて、緊張感を失い、ミスや失敗を招きます。床にゴミが落ちていたら、もっときれいに掃除しようと反省し、術後に痛みを訴えてきたお客さまがいたら、もっとしっかり術後の痛みについて説明しようと反省する・・・・・・こういった、反省の積み重ねが、より良いサービス、技術の向上につながっていくのです。常に『どうすればもっと良くなるのか?』という疑問を抱きながら、スタッフみんなでその答えを探していく作業を怠ってはいけません。現状に満足せず、より良い方向に努力を積み重ねることが大切です。」(158頁)

トップだけでなく、組織全体が、「どうすればもっと良くなるのか?」ということを考えられる会社って、本当に強いですよね。

多くの経営者が、現状維持を目標にしないのは、現状維持を目標にしているようでは、現状維持すらおぼつかないことを知っているからです。

どうすればもっと良くなるのかを考えること自体はそんなに難しいことではありません。

それは夢や目標を考えるのと同じことです。

考えること自体は誰でもできるのです。

実行し続けることは誰もができることではありません。

人が休んでいるとき、人が遊んでいるときに、どれだけ自分との約束を守れるか。

それこそが、今以上に向上する唯一の方法なのだと確信しています。