おはようございます。
レッド・オーシャンとかブルー・オーシャンという言葉、最近では、ちょっと恥ずかしくて使いませんね。
物が売れない時代に物を売る方法を、いくつかの例を通して説明してくれています。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「実務に疎い素人の人の『閃き』がイノベーションにつながるほど、実際のビジネスが甘いものではないことは、多くの人が実感しているのではないでしょうか。現状で思考が固定化してしまうことはイノベーションの大敵ですが、無知もまたイノベーションの大敵です。当たり前のことを当たり前にこなす能力が、イノベーションの必要条件ということです。
iPS細胞の山中教授は、発見に至るまでの過程を『暗闇でバットを振り続ける』ことにたとえていましたが、地道な努力を積み重ねることが、イノベーションにたどり着く、遠いようで実は近い道です。」(189頁)
素人の閃きがイノベーションにつながるほど、ビジネスは甘くないというフレーズは、心に突き刺さりますね。
社会を変えるようなイノベーションは、もっと地道で気の遠くなるような努力によって生み出されているはずです。
周囲の人には見えない地道な努力をひたすらこつこつ続けられるということは、結果を出すことのできる人の共通点ですね。
日々のほんの少しの差が積み重なり、1年後、10年後、巻き返しのできないような大きな差になるのだと信じています。