おはようございます。
セブンイレブン、マック、スタバ、ブルーボトル、ドトール、ネスレ。
各社で提供しているコーヒーに着目して、各社がどのようなビジネス戦略に基づいてビジネスを展開しているのかをわかりやすく解説しています。
とてもおもしろく、参考になる内容です。
おすすめです!
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「どうしてDVDのリモコンが、こんなに使いにくいものになってしまったのか。それは顧客がほしいという機能を全部実現したからだ・・・顧客に質問したら、『1.3倍速で再生したい』とか『30秒スキップしたい』といった要望が出てきた。それにまじめに対応し続けた結果、こんなボタンだらけのリモコンになってしまったわけだ。つまり、顧客に何がほしいかを聞いて、その通りにつくっても、顧客のためになるとは限らない。」(65~66頁)
とてもわかりやすい例ですね。
顧客が望んでいることをすべて取り入れた結果、ボタンだらけのリモコンになってしまったわけです。
皮肉にも、顧客の希望を取り入れれば取り入れるほどどんどん使いにくくなります。
もっとシンプルでわかりやすいサービスのほうがいいのに。
むしろ全員を満足させるようなサービスを追い求めてはいけないのではないか、という発想になりますね。
自社のサービス内容がごちゃごちゃしてきたら、一度、シンプルにし直すことを考えるといいですね。
「わかりやすさ」が人を惹きつけるのだと確信しています。