おはようございます。
今日も行動経済学の本です。
著者は、デューク大学の教授です。
人間の不合理さをおもしろく紹介してくれています。
人間の行動パターンには、いろんな法則があることがよくわかります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「人は、やりがいが大切なことはわかっているが、その重要性を過小評価する傾向がある」(184頁)
「普通、報酬を増やせば人々のモチベーションは上がると考えがちだ。でも、モチベーションに影響を与える要素はほかにもたくさんある。やりがい、創造、挑戦、所有、アイデンティティ、プライドなど。」(194頁)
そのとおりですね。
誰しも、どうせやるなら、やりがいのある仕事をしたいと考えるのではないでしょうか。
自分の仕事にやりがいが持てるかどうかは、もちろんその仕事の内容にもよるとは思いますが、大きくはその人の考え方の習慣によるものだと考えています。
何に対しても批判的な人は、人がうらやむような仕事をしても、何かしらの不満を言うのでしょう。
こういう人は、幸せを感じにくい人です。
怒りっぽい人も同じです。
怒りっぽい人の周りでは、不快なことが多く起こっているのではなく、自分で勝手に不快に感じているだけなのです。
世の中に不快な出来事など存在せず、不快に感じる自分がいるだけです。
世の中にやりがいのない仕事など存在せず、やりがいを感じない自分がいるだけです。
幸せは探すものではなく、感じるものです。 そういうことなのだと信じています。