本の紹介380 お金と感情と意思決定の白熱教室 楽しい行動経済学(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
お金と感情と意思決定の白熱教室: 楽しい行動経済学

今日も行動経済学の本です。

著者は、デューク大学の教授です。

人間の不合理さをおもしろく紹介してくれています。

人間の行動パターンには、いろんな法則があることがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人は、やりがいが大切なことはわかっているが、その重要性を過小評価する傾向がある」(184頁)

普通、報酬を増やせば人々のモチベーションは上がると考えがちだ。でも、モチベーションに影響を与える要素はほかにもたくさんある。やりがい、創造、挑戦、所有、アイデンティティ、プライドなど。」(194頁)

そのとおりですね。

誰しも、どうせやるなら、やりがいのある仕事をしたいと考えるのではないでしょうか。

自分の仕事にやりがいが持てるかどうかは、もちろんその仕事の内容にもよるとは思いますが、大きくはその人の考え方の習慣によるものだと考えています。

何に対しても批判的な人は、人がうらやむような仕事をしても、何かしらの不満を言うのでしょう。

こういう人は、幸せを感じにくい人です。

怒りっぽい人も同じです。

怒りっぽい人の周りでは、不快なことが多く起こっているのではなく、自分で勝手に不快に感じているだけなのです。

世の中に不快な出来事など存在せず、不快に感じる自分がいるだけです。

世の中にやりがいのない仕事など存在せず、やりがいを感じない自分がいるだけです。

幸せは探すものではなく、感じるものです。 そういうことなのだと信じています。