おはようございます。
またまた弁護士の山口先生の本です。
これで3冊目です。 勢いがあります。
今回のタイトルも、キャッチーでいいですね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「・・・妹は、私にこう言いました。「お姉ちゃん、『美人弁護士』って言われてるみたい。それは『美人な弁護士』という意味じゃないよ。『弁護士のわりに美人』という意味なんだからね。そこを、絶対に間違えないように」 うーん。そういえば・・・。私がそのときに思ったのは、『美人すぎる市議』とか『美人すぎるボクサー』とかはいても、『美人すぎるモデル』とか『美人すぎるキャビンアテンダント』はいない、ということです。」(205~206頁)
ここで、山口先生が言いたいのは、「自分を売り出す『市場』を正しく選択する」ということです。 確かに「美人すぎる市議」はいても「美人すぎるモデル」はいませんよね(笑)
自分の長所をどの市場でどのような切り口で売り出すか、というのはとても大切なことです。
同じような長所をもった人たちが集まる市場で、自分の長所を際立たせるのは、とても大変なことです。
山口先生が出している例は、とてもわかりやすいですよね。
美人がモデルの道を行くと、そこは熾烈な競争が待っています。
モデルという職業は、「美」を強く求められる仕事なので、美しいことが「当然」と扱われてしまうのです。
これに対し、美人が例えば弁護士の道を行くと、それは一つの特徴になります。
このように自分の利点をどの市場で売り出すかによって、その効果は全く異なってくるわけですね。