おはようございます。
先日も紹介をしましたエクスペリエンスマーケティングの藤村さんの本です。
今回は、マーケティングの本ではなく、プレゼンのしかたについての本です。
めずらしい。
といっても、マーケティングもプレゼンもどちらも顧客に対し、いかに商品の価値を伝えるか、という点では目的は共通していますよね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「あなたが、世界をまったく変えてしまうような、素晴らしい思想を持っていても。あなたが、誰もが欲しがる素晴らしい商品を売っていたとしても。それを伝えなければ、それは存在しないのと同じことなんです。そうですよね。
多くの企業は商品を良くしたり、サービスの質をあげたりすることには、お金も時間もかけて考えるのに、伝えることはあまり考えていない。それで損をしている企業や、売れない商品がたくさんある。半分しか伝えられなかったら、半分の価値しか届けられないってことです。」(29頁)
そのとおりですね。
きっと「良い商品は、伝え方を工夫しなくても、勝手に伝わるでしょ」という思い込みがあるのではないでしょうか。
これだけモノが溢れているわけですから、価値をしっかり伝えなければ、なかなか選んでもらえません。
超一流のホテルやレストランが、自分たちのサービスの価値を顧客に伝えていないか、というとそんなことはないですよね。
伝え方はそれぞれですが、ちゃんと価値を伝えようとしています。
だから、商品それ自体の質をあげるだけではなく、伝え方の質も、それと同じくらいあげていく必要があるのだと思います。
伝わらなければ意味がないですからね