おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。
販促に関する本です。
複数のコンサルタントが、販促についての100個のアイデアを出しています。
販促初心者向けの本で、大変わかりやすいと思います。
ベタなネタが多いので、実行に移しやすいのではないでしょうか。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「当たり前のことですが、商売はうまくいっている時期と、うまくいかない時期があります。経営者やマネージャーは、うまくいかなくなるといろいろと変えたくなり、そこで問題が生じることが少なくありません。…しかし、変えること自体を否定しているのではありません。変えてもよいことと、変えてはいけないことがあるのです。また、うまくいっている場合でも、『飽きる』という心の動きも、くせものになることもあります。それは、まさに「『変えない』と『飽きる』の戦い」なのです。」(22頁)
変えてはいけないこととは何か。
この本によれば、それは「消費者のマインドに届けているメッセージの中で約束をしていること」だそうです。
つまり、顧客がこのお店、この会社に求め、期待する役割を放棄するような変更はしてはいけないということなのだと思います。
また、もう一つの視点として、うまくいっているにもかかわらず、経営者がその状態に飽きてしまい、今の状態を変えてしまう。
この「飽きる」という感情との戦いは、経営者なら誰もが感じたことのあるものだと思います。
いろんな分野に手を広げずに、1つのことをやり続けることは、この「飽きる」という感情に打ち勝たなければなりません。
限られた時間の中で、それほど多くのことはできないのです。
いろんなことをやってみたいという思いを抑えて、これだと思うものに注力することが大切なのだと思います。