おはようございます。
今日も一日がんばります!!
著者は、東大在学中にサイバーエージェントにてインターネットビジネスの黎明期に携わった後、TBSに入社して、現在、会社員をしながら、執筆・講演活動を行っている方です。
お声がかかる人になるためには、どのようなスキルが必要なのか、どのような差別化をしていけばいいのかが書かれています。
視点がおもしろいですよね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「インターネットの登場によって、パソコンが販売価格順、性能順、評価順などに並べられ、No.1商品だけが指名され、購入されていくことは理解いただけたかと思いますが、私は同じことが『人の世界』にも起きてくると思っています。私たちは『amazonに並べられた商品』のように、オープンな市場で比較検討される。そして、No.1に指名が集中するということです。」(22頁)
もう既にこの現象が起こっていますよね。
競争の中で商売をするのであれば、1位が圧倒的なシェアを獲得することになります。
「2位じゃだめなんですか?」
はい。だめです(笑) 2位以下を選択する理由を探すのはかなり難しいです。
インターネットが普及する前は、比較できない環境にあったため、どれが1位なのかわからなかったわけです。
でも、今は、簡単に比較できますよね。
差別化ができていない商品の場合、結局は、値段の勝負になってくるわけです。
マイケル・ポーターさんは、「最高を目指す競争は、一見正しいように思えるが、実は自己破壊的な競争方法である」と言っています。
競争の中で圧倒的な1位を目指していくのか、それともそもそも競争に巻き込まれない戦略をとるのか。
まずは入口の段階で、どちらのドアを開けるかを考えなければなりません。