←先日、事務所の近くにある「金乃鶏」に行ってきました。
写真は、「鶏前菜盛り合わせ」です。
ジムで筋トレをした後は、鶏肉を食べたくなります。
おいしゅうございました。
今日は、午前中は、島田の裁判所で離婚調停です。
午後は、静岡に戻り裁判が1件、新規相談が1件入っています。
今日も一日がんばります!!
さて、今日は本の紹介です。
この本は、マイケル・ポーターさん全面協力によるポーターの競争戦略論のエッセンシャル版です。
めちゃくちゃわかりやすいです。まさにエッセンシャル版ですね。
いろんな事例をあげて説明をしてくれているので、とても説得力があります。
やはり具体的な例示は、説得力を高めます。
僕のような一般の人には、この本で十分です。 おすすめです!
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「ポーターのいう戦略的競争とは、他社と異なる道筋を選ぶことをいう。企業は最高を目指して競争する代わりに、独自性を目指して競争することができるし、そうすべきである。この競争では価値がすべてだ。生み出す価値の独自性と、それを生み出す方法がものをいう。」(48頁)
「トレード・オフは、『何をやらないか』の選択を、『何をやるか』の選択と同じくらい重要なものにする。戦略を策定するにあたっては、どのニーズに対応し、どの製品を提供するかを決定することが重要なカギを握る。だが、これと同じくらい重要なのが、どのニーズに対応しないか、どの製品や機能、サービスを提供しないかの決定だ。・・・何かを万人に提供しようとすると、競争優位を下支えしているトレードオフを緩和してしまうことが多い。長年にわたって競争優位を持続させてきた組織は、あまたの猛攻から主要なトレードオフを守ってきたことがわかる。」(190~191頁)
ポーターさんは、「最高」を目指す競争はよくないと言っています。
あるべき戦略的競争とは、独自性を目指して競争することだと。他社と同じ道筋で「最高」を目指すのではなく。
なるほど。
普通に考えれば、ライバルと競争して、「最高」を目指すのが当然だと思いますが、そうではないのですね。
ポーターさん曰く、ここで重要なのが「トレード・オフ」なのです。
やろうと思ったらできるけど、あえてやらないという選択をすることにより、独自性を表現するわけです。
実は、「やろうと思ったらできる」ということを全てやっていこうとするほうが、「あえてやらない」ことよりも簡単なのです。