おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
ナイチンゲール 心に効く言葉 [単行本]
ナイチンゲールさんの言葉を集めた本です。
ナイチンゲールさんは、クリミア戦争の際、看護師として戦地に行き、野戦病院の総責任者となった方です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「看護師であるということは、文字どおり、看護師であるということです。自分の気に入る仕事をまかされたときだけ看護師になるということではありません。気に入らない仕事を与えられたから働けないというなら-患者をいつも看護師の都合に合わせるわけにはいかないのですから-それは、わがままな子どもや、ききわけのない女の子のようなふるまいであり、看護師のふるまいではありません。気に入らない仕事でも、高い志をもってやりつづけ、やがてその仕事が好きになれるかどうか。それがほんものの看護師になるための試練なのです。」(49頁)
仕事に対する考え方として大変参考になります。
自分が任された立場で求められた役割を果たす。 これが仕事だと思います。
いろいろな考え方があると思いますが、私は、このように考えています。
これは、従業員に限らず、経営者も同じです。
社会から求められている役割を果たす、ということに尽きるのではないでしょうか。
仕事の中には、正直、やりたくない仕事、終わりの見えない仕事、骨の折れる仕事があります。
このような仕事をまかされるのには、必ず理由があります。
「できない仕事」はありません。
もしできないのであれば、それは、自分で「できない」と思っているからです。
できるかできないか、ではなく、どうやって目の前の課題を克服するか。
このように考えることができない方もいると思いますが、これもすべて考え方の習慣の問題です。