おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
30代の「飛躍力」 成功者たちは逆境でどう行動したか (PHPビジネス新書)
サブタイトルがいいですよね。 そそられます。
登場するのは、スティーブ・ジョブズさん、盛田昭夫さん、松下幸之助さん、本田宗一郎さんなどです。
成功者が、逆境に直面したときに、どのように行動したかを学ぶことは、とても有意義です。
1度も失敗せずに成功した人など世の中にいないということがよくわかります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「1つの成功と次の成功がもし同じ道の上にあるのなら、1つの成功で歩んだ道を修正する必要はない。だが現実のビジネスの世界は、1つの成功と次の成功は同じ道の上にはないことを、ネクストでの失敗は教えてくれる。・・・一度は成功した企業の多くが消え去るのは、同じ道を行けば次の成功が待っていると思い込んだからだ。」(218~219頁)
よく「成功体験は捨てろ」などと言われます。
なかなか難しいですよね。
私は、「成功体験は捨てろ」という意味を、「油断するな」「個別具体的な状況から柔軟に考えろ」といった意味で考えています。
「1つの成功と次の成功は同じ道の上にはない」というのは、表現としてとてもわかりやすいですね。
すべての状況が同じでは、前と同じようにやれば成功するのかもしれませんが、そのような条件設定自体、非現実的です。
結局のところ、1つ1つ冷静に状況を判断するしかないんでしょうね。