おはようございます。 今日で1週間も終わりですね。
←先日、「焼肉食堂(卸)静岡食肉センター」に行ってきました。
活気があって、雰囲気のいいお店でした。 ホルモンが充実しているお店です。
今日は、午前中は、裁判が1件入っています。
午後は、浜松で裁判です その後、浜松で夜まで会議です。
明日は、ペガサートで特定社労士の先生方を対象としたセミナーです
お題は、「弁護士の視点+社労士の視点で考える労務トラブル実践的対処法」です。
ケーススタディで、実践的な対処法をみなさんと一緒に探っていきたいと思います。
今日も一日がんばります!!
さて、今日は本の紹介です。
「交渉上手」は生き上手 (講談社プラスアルファ新書)
弁護士の久保利先生の本です。
いわゆる交渉術についての本ではありません。
タイトルのとおり、「交渉とは人生そのもの」ということを前提に、テクニックにとどまらない内容となっています。
2年程前に出版された本ですが、もう一度読んでみました。とてもいい本だと思います。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「・・・美空ひばりの名曲『柔』の一節、《勝つと思うな 思えば負けよ》が頭をよぎる。勝とう勝とうとするから、負ける。勝つことばかりに固執するからだ。逆に、本当にほしいと思ったら、ほしい素振りをするなということ。そういう意味で言うと、どうでもいいやと捨ててかかっている人が、いちばん強いということである。『金も名誉も生命さえもいらぬ』という人に勝つ方法を私は知らない。誰も知らないだろう。」(59頁)
勝つことばかりに固執すると、勝てなくなるという感覚はよくわかります。
何かに固執すると、柔軟性が失われてしまいます。
固執するというのは、言い方を変えると、「こだわる」というような感じでしょうかね。
「こだわる」「こだわりがある」というのは、一般的には、良い意味で使います。
しかし、あまりにも何かにこだわると、それは、「こだわり」ではなく、「かたくな」になってしまうように思うのは僕だけでしょうか。
「かたくな」は、漢字で「頑な」と書きます。
「頑固」の「頑」という字を使います。
この言葉、柔軟であることの対極にあるものではないでしょうか。
特定の主義や思想等に固執すると、頑固なまでに考え方を変えることができなくなってしまいます。
そうすると、もう思考の身動きみたいなものがとれなくなってしまう。
生きていくうえで、過度なこだわりは捨てたほうがいいんじゃないかな、と思っています。