おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
1993年に出版された本です。
岡本太郎さんが亡くなられたのが1996年ですから、亡くなる3年前に出されたものです。
タイトルと表紙の写真がまたいいですね。
岡本太郎さんの考え方がこの本全体ににじみ出ています。
とにかく発想が個性的です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「自由に、明朗に、あたりを気にしないで、のびのびと発言し、行動する。それは確かにむずかしい。苦痛だが、苦痛であればあるほど、たくましく挑み、乗りこえ、自己をうち出さなければならない。若い時こそそれが大切だ。この時代に決意しなければ、一生、生命はひらかないだろう。
挑みつづけても、世の中は変わらない。しかし、世の中は変わらなくても自分自身は変わる。世の中が変わらないからといって、それでガックリしちゃって、ダラッと妥協したら、これはもう絶望的になってしまう。そうなったら、この世の中がもっともっとつまらなくみえてくるだろう。
だから、闘わなければいけない。闘いつづけることが、生きがいなんだ。」(124頁)
岡本太郎さんらしいアドバイスです。
「闘いつづけることが、生きがいなんだ」。 いい言葉ですね。
同感です。
何と闘うか。 闘う対象は、常識であったり、固定観念だったりするんだと思います。
多くの人が、忙しい毎日を過ごしていて、新しいことにチャレンジしなくても、まあ、なんとかなっているし、そもそもチャレンジする時間的・精神的余裕がないのではないでしょうか。
闘いつづけるためには、意識的に新しいことにチャレンジする時間的・精神的余裕をつくりださなければいけませんね。
スケジューリングや仕事のやり方をもっともっと工夫しなければいけないんでしょうね。