おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
超訳 ニーチェの言葉
2年程前の本ですね。
もう一度、読み返してみました。
こういう感じの本、多いですよね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「『ああ、もう道はない』と思えば、打開への道があったとしても、急に見えなくなるものだ。
『危ないっ』と思えば、安全な場所はなくなる。
『これで終わりか』と思い込んだら、終わりの入口に足を差し入れることになる。
『どうしよう』と思えば、たちまちにしてベストな対処方法が見つからなくなる。
いずれにしても、おじけづいたら負ける、破滅する。
相手が強すぎるから、事態が今までになく困難だから、状況があまりにも悪すぎるから、逆転できる条件がそろわないから負けるのではない。
心が恐れを抱き、おじけづいたときに、自分から自然と破滅や敗北の道を選ぶようになってしまうのだ。」(62頁)
確かに、あまりにも状況が悪いと、「もうだめだ」と諦めてしまいたくなるときがあります。
諦める方が楽ですよね。
もう考えなくてもいいんですから。
他にいい方法がなさそうな状況で、それでもなお、「なにかいい方法はないか」と考えることは、出口が見えないトンネルを走っているようなものです。
だから、走るのをやめる理由を必死に探すようになるわけです。
でも、このようなことを繰り返していても、全く自分の成長につながりません。
苦しい状況から脱出するには、徹底的に、その問題と向き合うことしかないと思っています。
逃げれば逃げるほど、状況は悪化します。
このことが経験的にわかっている人は、問題から逃げずに、出口の見えないトンネルを走り続けることができるのだと思います。