おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
これまでも、「イノベーション」本を多く読んでみましたが、この本もその一種です。
「世界最高峰の研究機関SRIが生みだした実践理論」だそうです。
題名のとおり、イノベーションを起こすためには、5つの原則が大切なんだそうです。
顧客に対する価値提案をポイントが示されており、参考になります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「価値提案は、価値創出の核であり、顧客価値を生み出す際に検討しなければならない4つの基本的ポイントに答えるものである。4つのポイントとは、以下のとおりだ。
N 重要な顧客と市場のニーズ(Need)とはどんなものか?
A そのニーズに応えるための独自のアプローチ(Approach)とは?
B そのアプローチの費用対効果(Benefits per costs)はどうなのか?
C 費用対効果は、競合(Competition)や代替品と比較して、どのくらい優れているか?」(102頁)
「新しい価値提案は、競合の提供する価値を格段に上回る」(102頁)
このNABCの4つの視点から、新しい価値が提案するに値するものかを検討する必要があるということです。
どれか1つでも欠けているとうまくいきません。
あとは、実践あるのみですね。
たとえば、1枚の大きな紙に、NABCの視点を書き込み、新しいアイデアがどの程度の価値があるかを判断するわけです。
また、新しいアイデアを具体化したけれど、うまくいかない場合、NABCのどの視点が欠けているかを分析するというやり方も考えられますね。
欠けていると考えられる部分を修正しながら、再チャレンジするわけです。
一度、失敗したくらいであきらめているようでは、何一つうまくいかないんじゃないですかね。
すべて試行錯誤の連続です。 そう思えれば、あきらめるという判断はまずしなくなります。