おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
日本の心がマーケティングを超える: おかげさまの心 ぶれない心
一瞬で題名にやられました。
興味をそそる題名ですね。
この本では、マーケティングを以下のとおり定義づけています。
「マーケティングとは、消費者が持つ不満や欲求を知りその解決策を考え出して実践してこれまでになかった需要を創り出す『お役立ち』の競争です」(20頁)
どれだけ顧客に「お役立ち」のサービスを提供できるかがポイントになるわけですね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「すべてのコストの負担者は顧客だ、顧客に関係ないコストが発生し始めた会社は潰れる。・・・顧客からいただいたお金を関係ないところに使うのは顧客への還元にならないので、いずれ競合に負けるわけです。・・・企業は利益が出始めると、次期商品の開発研究、新規事業への投資へと向かいます。顧客に関係ある費用です。ところが、時には社長室が豪華になり、車と運転手が付き、取引を有利にするための接待が増加します。それが社内の上から始まり全体にはびこります。これを止めようという者がいなくなります。徐々に顧客から遠いコストが発生してきます。・・・顧客からいただくお金を大切に顧客のために使う精神に戻れば、経営の道を踏み外すこともなくなることでしょう。」(85~86頁)
「顧客からいただくお金を大切に顧客のために使う」。
大切なことですね。
弁護士も同じです。
報酬を全てプライベートに使っていては、サービスは一向に向上しません。
設備投資をどんどん行い、顧客に還元することを忘れてはいけないと思います。
自分の会社や事務所をよくしたい、その結果、顧客の満足度を上げたいと思っていれば、自然とそのように思えるのではないでしょうか。