おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密
帯には、
「みんな小さく賭けて、素早い失敗、素早い学習を繰り返していた!」
と書かれています。
「計画を延々と練っているよりも、失敗を恐れず試行錯誤を繰り返そう」
という内容の本です。
最初から優れたアイデアがあるわけではないのです。
試行錯誤をしているうちに、優れたアイデアが生まれてくるのです。
この本を読んだとき、すぐに「プランB 破壊的イノベーションの戦略」という本と、マクドナルド社長原田さんの「決定したら実行するではなく、決定しなくてもいいからすぐ実行だ!」という言葉を思い出しました。
新しいことをやろうとするときの心構えとして大変参考になります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「最後まで諦めずにあっちこっちつまずいて、失敗し続けるのが大切なんだ。ありとあらゆる失敗をして最後に残ったのが、正しいやり方。そこで初めて成功できる。・・・最初からあまりに正しいやり方を追い求め過ぎると、われわれは多くの可能性に対し、心理的に目を閉ざしてしまう。どんなエラーも、どんなリスクも冒さないようにしようと思いつめると、創造的な洞察の芽が摘まれてしまう。もっと心にゆとりを持ち、間違った方向にスタートしていたと気づいても、それを創造的プロセスの一環だと見ることが大切だ。」(60頁)
エジソンも同じようなことを言っていますね。
失敗について、このように成功へのプロセスの一環と捉えることができる人は、失敗を引きずることはありません。
「これでまた、一つ、進化できる」くらいにしか思っていません。
成功の前には、必ず失敗があると思っていれば、失敗をプラスのことと捉えることができます。
むしろ小さな失敗をすることが、軌道修正の機会を与えてくれます。
そもそも失敗を恐れるのはなぜなんでしょう・・・?
恥ずかしいからでしょうか。 他人の評価が下がるからでしょうか。
「もうそんなもん、どうだっていいじゃん。別に最初から評価なんて高くないんだし。」
と思える人は、強いですよね。
「この失敗のせいで」と考えるのではなく、「この失敗のおかげで」と考えられると、失敗は失敗ではなくなるのだと思います。