おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
日本マクドナルド社長が送り続けた101の言葉
日本マクドナルドホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長兼CEOの原田さんの本です。
・・・長いです。
原田さんは、現職の前は、アップルの日本法人社長と米本社副社長をされていた方です。
2つのマックを救った経営者だそうです。 うまいこと言いますね。
「原田さん、仕事が大好きなんだろうな」と、読んでいて思いました。
仕事の好きさでは、僕も負けていませんが(笑)
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「『お客様に新商品の開発のヒント(ニーズ)を聞いた時点で、すでに経営の姿勢とビジネスマンとしてのあり方を誤っている』と私は思っています。
ビジネスでは市場調査は大切です。しかし、調査(リサーチ)の結果を分析して、それを中心に戦略を決めるのが、果たしてビジネスの基本でしょうか。もちろん違います。ビジネスも『ひらめき』が大切です。市場調査や分析は、ひらめいた発想の『検証』にすぎません。」(106頁)
「『自ら市場のトレンドをつくり、社会に変革をもたらす』 これがビジネスの基本であり、醍醐味でもあります。ビジネスでの発想の原点は、『世の中のトレンドがこうなるからついていくぞ』というものではありません。・・・ビジネスの本質は、お客様の期待を超える商品を開発し、提供し続けることです。」(107頁)
同意見です。
原田さんにこのように言われるとすっきりします。
ゲーム理論でビジネスがうまくいくとはとても思えません。
まずは、これまでの経験に基づく「勘」や「直感」を信じるところからはじまるのだと信じています。
頭のいい人たちは、あれやこれや調査して検証してからでないと出発できないでしょうか。
僕のような凡人は、どんどん行動に移して、不都合が出てきたら、そこで修正する方が性に合っています。
正直なところ、実際にやってみないとわからないことだらけです。
やる前に調査して検証しても、結局、想定外の問題が出てくるわけですから、だったら、どんどんやったら方がいい、という考え方です。
原田さんは、こうも言っています。
「決定したらすぐ実行しろではなく、決定しなくてもいいからすぐ実行だ!」(175頁)
いい言葉ですね。
実行力こそ、命です。