おはようございます。
さて、今日は、本の紹介です。
ぶれない経営―ブランドを育てた8人のトップが語る
博報堂ブランドコンサルティング社長の本です。
ジャパネットたかたの高田社長、星野リゾートの星野社長など8人の経営者の体験談や考えが書かれています。
こういう本を読むときには、いかに自分の業界に引きつけられるか、が大切です。
イマジネーションが鍵となります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「2009年、うちの病院は債務超過が消える予定です。そうなったら医療のクオリティを上げるための投資を新たにしていきます。医療機関の社会貢献とは、何よりこの地域の人たちに貢献することです。そして職員にもフィードバックすることによって社会に貢献していきます。
でも得た利益は次の夢を実現するために投資するので、たぶんいつまで経っても私たち兄弟はお金に縁がないと思います(笑)。でも、儲けることに価値を持ってしまったら、もう病院なんてやめたほうがいいんじゃないかな。能動的にチャレンジしているからこの仕事に取り組めるのです。私たちはそう思っています。」(120頁)
これは、亀田総合病院院長亀田信介医師の言葉です。
亀田総合病院のHPを見てみましたが、すばらしいHPですね。
仕事に対する情熱を感じます。
異業種のHPを見ると、大変勉強になります。
亀田先生が「得た利益は次の夢を実現するために投資する」という考え方にとても共感します。
自分の収入を増やす目的で仕事をしていると、このような発想は出てきません。
仕事が好きな人はみんなこういう考えを持っているのではないでしょうか。
少しでもいいサービスを顧客に提供したいと考えるからこそ、会社や従業員に投資するわけです。
私自身、亀田先生が仰るとおり、この気持ちがなくなってきたら、もう弁護士なんてやめたほうがいいんじゃないかな、と思います。
少しでも自分の事務所をよくしたい、顧客に対して、今まで以上によいサービスを提供したいという気持ちがなくなったら、引退しますよ。