おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
ポール・スローンの結果を出せるリーダーのイノベーション思考法
この本は、題名通り、イノベーションをする場合、どのような点に着目したらよいのか、考え方のヒントが書かれています。
既存のサービスに手を加える場合、どのような点に着目したらよいかが書かれています。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「イノベーションは、子どもの戦争ごっこに似ている。当たりをつけて弾を撃ち込み、当たっていたかなと見に行く。失敗していれば、また別のところへ撃ってみる。何発か撃つうちに一発が命中し、何をしとめたのかと見に行ってみると、思いのほか大きな獲物だったことがわかる。
イノベーションを実現できるかどうかは、失敗をどう受けとめるかで決まる。失敗を恐れていれば、イノベーションの実現もままならない。リスクや失敗をマネジメントすることにある種の楽しみを見出せれば、新しいものを市場に出すことも楽しみになる。市場に出すことで、何が機能し、何が機能しないのかが如実にわかる。イノベーティブなリーダーは、飽くなき好奇心の持ち主だ。・・・そういうリーダーは、可能なかぎり迅速にイノベーションを実行に移し、見込みのないプロジェクトは即座に切り捨てる。勝ち目のあるイノベーションに傾注する。彼らは、成功に至る一歩一歩をまさに『実行する』のだ。」(193~194頁)
「失敗を恐れていれば、イノベーションの実現もままならない」。 そのとおりです。
何か新しいことをやろうとする場合、当然のことながら、費用がかかります。
もし失敗したら、お金が無駄になってしまう・・・恥ずかしい・・・などという気持ちがあまりにも強いとなかなか新しいことにチャレンジできません。
たいていのことは、やってみなければわかりません。
効果があまり出ないかもしれませんが、効果が出なければ修正するか、やめればいいだけです。
効果が上がらないパターンが1つわかっただけでも1つの成果です。
イノベーションをし続けている経営者は、現状維持では不安を感じます。
仮に現状維持でも経営が十分に成り立っているとしても、です。
イノベーションを実施し続けること自体が、自分の存在意義、生きている意味とすら感じます。
若手経営者のみなさんと日々、話をしていると、勢いの方は、みんなイノベーティブな発想にあふれています。
お互い刺激し合える関係でいたいと思います。