おはようございます。
さて、今日は、本の紹介です。
「変える」は会社の毎日のお仕事 成功し続ける企業のリブランディング戦略
企業のブランディングに関する本です。
主な内容としては、題名のとおり、会社や商品の「ブランディング」や「ポジショニング」を変化させていくことの重要性が書かれています。
確かに長い間、うまくいっている会社は、少しずつ業務内容やサービスを変えてきています。
ただし、変化する方法や方向を間違えると、決してうまくいきません。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「・・・私たちの経験では、この『業界の常識』というのが本当にやっかい。『うちの業界では○○だから』は、他の業界に行ったら非常識であるということを、まずは認識しないと、ここは前に進みません。逆にいえば、そこが突破口です。
コンサルタントの立場から見ると、業界の慣例や会社の効率を重視するあまり、お客さまの真の『こうして欲しい』という気持ちがないがしろにされていることが、びっくりするほど多いです。右肩上がりの時代ならそれも見過ごされましたが、今はむしろ、お客さまは、そこを非常によく見ています。」(102頁)
若手経営者は、「業界の常識」「業界の慣例」に惑わされずに前に進む勇気と決断力が必要です。
そうでないと、新しくないからです。
最初のうちは、なかなか受け入れられないかもしれません。
でも、新しいことを始める場合、最初のある一定の期間は、そんなもんです。
効果が出るまで少し時間がかかる、ということを理解していると、我慢できると思います。
あと少しがまんすれば、状況がかわるのに、そこまで我慢できず、途中で方針を変えてしまうのは本当にもったいないです。
弁護士業界でも同じことです。
依頼者や顧問先の会社が「こうして欲しい」という要望にどれだけ応えられるか。
まずは何が欠けているのか、何が求められるのかを知る必要があります。
これは、いろいろな分野の方からお話を聞くのが一番です。
近日中に、うちの事務所では、また新しいサービスを開始します。
8割のところまで準備が進んでいますので、あと少しです。