おはようございます。
さて、今日は本の紹介です。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
題名だけ読んでも、何のことかさっぱりわかりません。
帯には、「戦略の神髄は思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある。」と書かれています。
まだよくわかりません。
「まえがき」を読むと、著者が言わんとしていることがわかります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのは、こちら。
「賢者の盲点を衝くためには、まずその時点で業界の内外で広く共有されている『信念』なり『常識』を疑ってみるという姿勢が大切です。・・・一般的に『良いこと』と信じられている常識の『逆を行く』という思考様式が求められます。」(471~472頁)
「賢者の盲点を見出すためには、日常の仕事や生活の局面で遭遇する小さな疑問をないがしろにしないことが大切です。」(472頁)
「常識の逆を行く」という発想を常に持っていると、アイデアのとっかかりになることが多いです。
ただ、言うのは簡単ですが、常識の中にどっぷり浸かっているとそもそもこういう発想をしなくなってきます。
「相談者が事務所に来て、弁護士が相談にのる」というのは弁護士業界では「常識」です。
「別に簡単な相談なら電話でもいいんじゃない」というのが「常識の逆を行く」ということです。
今、頭の中に「常識の逆を行く」アイデアがいくつかあります。
どんどんやりたいのですが、なかなか時間をとることが難しい状態が続いています。
「もう少し練りなさい」ということなのかもしれません。