本の紹介36 プロフェッショナルサラリーマン(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日も本の紹介です。
プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術

著者の成功体験に基づく本です。

きっとこの著者もドラッカーさんの本などをたくさん読んでいるのだと思います。

これからのし上がろうと思っている方は、読んだらいいんじゃないでしょうか。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

上司というのは、仕事ができる部下には抽象的な指示を出します。余計なことは言いません。
『これさあ、こうだったらいいよね、俣野ちゃん』というような世界です。つまりビジョンは共有するけれど、そこに至るまでのプロセスは任せるよ、ということです。
つまり、上司に抽象的な指示を出されるようになったら喜んでいい。ある程度自分の裁量で人や物やお金が動かせるということは、ひとり立ちの一歩手前くらいまで来ているということです。
」(151頁)

経営者や上司のみなさんは、理解できるところだと思います。

いわゆる「部下」のみなさん、上司は、このように思っていますよ。

「この上司、抽象的な指示しか出さないな・・・。まったく能力のない上司だな~」ではないのです。

安心して仕事を任せられない部下には、事細かに指示を出すものです。

裁量を与えるのが怖いからです。

抽象的な指示しか出なくなったら、「上司に認められた」証拠です。 そう考えましょう。

逆もしかり。

「この上司、いちいち細かいことまで指示してくるよ・・・。そんなことわかってるって!」ではないのです。

上司だって、いちいち細かいことまで指示なんてしたくないのです。

時間の無駄ですから。 他の仕事をしたほうがよほど効率的です。

詳細な指示が出ているということは、まだ上司から認められていない証拠です。

いちいち細かいことまで指示されたくなければ、上司を変えるのではなく、自分を変えるべきです。

上司に信頼されたら、「あとは君に任せるよ。」と行ってもらえるはずです。