おはようございます。
さて、今日も本の紹介です。
プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
著者の成功体験に基づく本です。
きっとこの著者もドラッカーさんの本などをたくさん読んでいるのだと思います。
これからのし上がろうと思っている方は、読んだらいいんじゃないでしょうか。
この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「上司というのは、仕事ができる部下には抽象的な指示を出します。余計なことは言いません。
『これさあ、こうだったらいいよね、俣野ちゃん』というような世界です。つまりビジョンは共有するけれど、そこに至るまでのプロセスは任せるよ、ということです。
つまり、上司に抽象的な指示を出されるようになったら喜んでいい。ある程度自分の裁量で人や物やお金が動かせるということは、ひとり立ちの一歩手前くらいまで来ているということです。」(151頁)
経営者や上司のみなさんは、理解できるところだと思います。
いわゆる「部下」のみなさん、上司は、このように思っていますよ。
「この上司、抽象的な指示しか出さないな・・・。まったく能力のない上司だな~」ではないのです。
安心して仕事を任せられない部下には、事細かに指示を出すものです。
裁量を与えるのが怖いからです。
抽象的な指示しか出なくなったら、「上司に認められた」証拠です。 そう考えましょう。
逆もしかり。
「この上司、いちいち細かいことまで指示してくるよ・・・。そんなことわかってるって!」ではないのです。
上司だって、いちいち細かいことまで指示なんてしたくないのです。
時間の無駄ですから。 他の仕事をしたほうがよほど効率的です。
詳細な指示が出ているということは、まだ上司から認められていない証拠です。
いちいち細かいことまで指示されたくなければ、上司を変えるのではなく、自分を変えるべきです。
上司に信頼されたら、「あとは君に任せるよ。」と行ってもらえるはずです。