おはようございます。
さて、今日も本の紹介です。
ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて
ドラッカー本、5冊目です。
もう少し読んだら、ひとまず打ち止めにしようと思います。
題名にもなっているとおり、入門書です。
最初に読むにはいい本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「他社にはうまくできないが、わが社にはさしたる苦労なしにできるものは何かを問わなければならない。同時に、他社にはさしたる苦労なしにできるが、わが社にはうまくできないものは何かを問わなければならない。」(149頁)
これは、ドラッカーさんの「創造する経営者」という本の一節です。
自己分析は、とても難しいです。
また、自己分析をしても、それが正しい分析なのかよくわかりません。
だったら、他の人に分析してもらえばいいのです。
自社のいいところ、改善すべきところは、自分で分析するのとともに、他の人、例えば、友人、知人、事務所スタッフに意見を出してもらうのが一番です。
問題は、率直な意見を言ってくれる人がどれだけいるかということです。
先日、福井で弁護士をやっている同期から電話があり、私の事務所のホームページの改善点を言われました。
U君、ありがとう。 すでに担当者と打合せをしましたよ。 変更するまでにちょっと時間かかるかもしれませんが・・・。
また、私の事務所では、毎朝ミーティングをしていますが、そこで、私のアイデアを発表し、スタッフに意見を聞いたり、スタッフからアイデアを出してもらったりしています。
あと、もう1つ。
他人から意見を言われたら、なんでもかんでもその意見に従うべし、とまでは思いません。
やはり、自分でその意見に「なるほど」と納得しなければ、気が進まないわけですから。
また、どうしてもここだけは譲れないという点があるのは、よくわかります。
ただ、他方で、あまり頑固になってもいけません。
結局は、うまくバランスと取りながら、やっていくのがいいのだと思います。