おはようございます。
さて、今日は、本の紹介です。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
「ハイコンセプト」の著者ダニエル・ピンクさんの本です。
とてもいい本です。 経営者のみなさんにおすすめの本です。
いろいろなヒントやアイデアの種が詰まっています。
テーマは、サブタイトルにあるように、持続するやる気をいかに引き出すか、という点にあります。
「モチベーション3.0」とあるように、「モチベーション1.0」と「モチベーション2.0」があるわけです。
1.0でも2.0でも足りないですよ、という本です。
この本で、「いいね!」と思ったのはこちら。
「〈モチベーション1.0〉は、人間は生物的な存在なので生存のために行動する、とみなした。〈モチベーション2.0〉は、人には報酬と処罰が効果的だとみなした。現在必要とされているアップグレード版の〈モチベーション3.0〉は、人間には、学びたい、創造したい、世界をよくしたいという第三の動機づけもある、とみなしている。」(31頁)
総論部分としては、こういうことです。
重要なのは、これをどのように具体化するか、ということです。
従業員に対して、「人間には、学びたい、創造したい、世界をよくしたいという動機づけがあるから、がんばってください」なんて、意味のわからないことを言っても、誰も動きません。
経営者は、従業員のモチベーションを常に高い状態に保つためにはどうしたらよいかということを常に考えています。
現在、日本のほとんどの会社が〈モチベーション2.0〉の状態だと思います。
アメとムチ、つまり、信賞必罰に基づいて動機付けをする方法です。
今ある「常識的な」動機付けの方法よりもさらに効果的な方法はないのだろうか、と思った経営者のみなさん、是非、この本を読みましょう。
来年1年は、「常識的な」法律事務所にとらわれない事務所作りをしていきます。
そのために、年末年始に、しっかり方向性を固めたいと思います。