おはようございます。
さて、今日は、本の紹介です。
静思のすすめ (文春新書)
薬師寺のお坊さんの本です。
以前、大谷さんのお話を聞いたときに、購入しました。
この本は、「幸せの条件」が大きなテーマとなっています。
その中で、「静思」(じょうし)というキーワードが出てきます。
「静思」とは、「立ち止まってよく考えてみること」という意味だそうです。
この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「世の中には悪人だ、信用のならないやつだと陰口をたたかれる人もいます。しかし、その人に悪を発生させない働きがあるとするならば、それは間違いなく慈悲心だと思うのです。
師匠の慈悲心は、お互いに何かが欠けている人間同士だというところから生まれていました。どんな相手に対しても弱い者同士、欠けた者同士という同じ高さの目線で接すること。これも幸せの条件の一つだと思います。」 (97頁)
いいこといいます。
忙しい毎日の中で、忘れてしまいがちですね。
「お互いに何かが欠けている人間同士」という考え方だけで、少しおおらかになれる気がしませんか。
みんな、自分の非にはとても寛容なのに、他人の非にはとても厳しいです。
他人に対しても、常に「ドンマイ!」って言えるようになったら、もっと世の中住みやすくなると思っています。