おはようございます。
さて、今日は、本の紹介です。
ちょっと前の本です。
これまで起こった会社の不祥事を例に挙げて、「この対応がまずかった」「こうすべきだった」と解説しています。
セミナーのネタ探しで読み返してみました。
この本で「いいね!」と思ったのは、こちら。
「法律による規制や罰則、消費者団体からの指摘行動は、牽制・抑止力として機能しています。しかしいちばん大切なことは、企業(人)がみずから納得して意識改革することです。」(239頁)
当然といえば当然のことです。
会社のトップ、従業員全員が納得して体質改善に着手しない限り、「やらされている感」が出てしまいます。
「形だけやっていればいいんでしょ」という感じがにじみ出てしまうわけです。
結局は、経営者次第なんですけどね。
言うのは簡単ですが、これまでの体質を改善するというのは、非常に大変です。
必ず反対する者も出てきます。
こういう場合、反対する者は、もっともらしい理由を主張しますが、本心は、「面倒くさい」と思っているだけです。
非常時には、民主主義的な発想は捨てましょう。
経営者が独断で迅速な判断をし、実行に移しましょう。
決断、実行の遅さは、経営者として致命的だと、僕は思います。