おはようございます。
さて、今日は、本の紹介です。
超訳・速習・図解 プロフェッショナルマネジャー・ノート
ユニクロの柳井さんが解説する本です。
「これが僕の人生でナンバー1の経営書だ!」そうです。
この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「お客様のためでないと、商売は成功しません。自分の好きなもの、好きなことをやったらたいてい失敗する。なぜなら、『好き』におぼれてビジネスの基準が曖昧になるからです。」(14頁)
法律事務所の場合、お客様とは、ご相談者や顧問会社などを指します。
新しいサービスを展開しようとする場合、「お客様のため」という発想から入らないと、なかなかうまくいきません。
ただ、「お客様のため」と言うのは簡単です。
たいていは、「お客様のためだ」と後付けをすることができるからです。 もっとも、これはほとんど屁理屈の世界です。
誰が見ても明らかに「お客様のため」のサービスでなければ意味がないのです。
例えば、飲食店の10周年記念のサービスと言って、「日頃の感謝の気持ちを込めて、500円の商品を400円に値下げサービスします!」と言ったところで、お客様は「これはすばらしい!」と言ってくれるでしょうか?
このサービス内容は、まだまだ自分の利益、つまり、少しでも利益をとりたいという気持ちが表れているのです。
お客様へ感謝の気持ちを本当に伝えたいのであれば、赤字覚悟で無料にすべきなのです。
それが嫌なら、こんなこと辞めるべきです。 中途半端です。
「お客様のため」のサービスは、誰が見てもわかりやすくなければ意味がありません。