おはようございます。
さて、今日は、本の紹介です。
新渡戸稲造さんの本です。
現代仮名遣いで書かれているので、とっても読みやすいです。
この本の中で、「いいね!」と思ったフレーズはこれ。
「達人は順境も逆境も同じものと考え、喜びも悲しみも二つとも忘れて、そうしたことを超越して天命に安んじる。普通の人間は逆境に陥れば悲しんだり怨んだりするが、しかし喜びも憂いとなり、憂いも喜びとなるのだから、逆境も善用すれば、修養のための大きな糧となり、順境に到達する手段となるのだ。」(33頁)
人間万事塞翁が馬ということです。
「辛いと思ったことが楽になり、禍いに見えたことが福となる。まさに「禍福はあざなえる縄のごとし」なのである。」(同頁)
このへんの感覚、33歳になって、やっとわかるようになってきました。
この感覚がわかると、「辛い」こともそれほど苦ではなくなってきます。
結局のところ、考え方ひとつなわけです。
最近では、交渉相手が手強ければ手強いほど、燃えてしまいます。
事務所のスタッフには、完全に「ドM」扱いされていますが・・・