Daily Archives: 2010年9月17日

有期労働契約1(有期労働契約研究会報告書)

厚労省から「有期労働契約研究会報告書」が公表されました。

報告書では、「有期労働契約の不合理・不適正な利用を防止するとの視点を持ちつつ、雇用の安定、公正な待遇等を確保するためのルール等について検討すべき」としています。

「具体的には、契約締結事由の規制、更新回数や利用可能期間に係るルール、雇止めに関するルール、有期契約労働者と正社員との均衡待遇及び正社員への転換等」について整理されています。

現状についての報告。

「『臨時雇(1ヶ月以上1年以内の期間を定めて雇われている者)』「日雇(日々又は1ヶ月未満の契約で雇われている者)」の合計で見たとき、昭和60(1985)年の437万人から平成21(2009)年には751万人雇用者総数の13.8%)に量的に増加し」ている(有期労働契約研究会報告書2頁)。

有期労働契約に関する問題についても、後日、検討していきたいと思います。

有期労働契約は、雇止め、期間途中での解雇などで対応を誤ると敗訴リスクが高まります。

事前に顧問弁護士に相談の上、慎重に対応しましょう。